業務をアウトソーシングすることの意味
「2025年問題」それは、127万社の会社が2025年に消えていくという事実・・・この事実が今まさに始まっています。
その多くは後継者が不在の状況が原因ですが、新型コロナの3年間の影響もあり、諦めてしまう経営者が少しずつ増えてきています。
人手不足も、そろそろ逆転現象の兆候が出始めています。
それは「人余りの時代」が到来するということです。
AI・RPA・チャットGPTなどの仕組みが一般化してきている中、労働集約型産業では、益々「人手不足」に陥ります。
汗水垂らす仕事を嫌い、それらの仕事には応募をしない日本の社会現象。
これは、過去30年間の日本の学校教育が現在の状況を創り出したといえます。
また、全て30年前から予想できたことです。
「準備してきた企業」が生き残るだけで、準備してこなかった企業が消えていくだけです。
PFドラッガーが言われた言葉、
「社員がワクワクする仕事のみを社内に残しなさい。それ以外はすべて外注(アウトソーシング)しなさい・・・」
ワクワクとは単純に楽しい仕事という意味ではありません。
現場の第1線で、「粗利益」を稼ぐ業務かどうかということです。
業務が定量化されていて、働く社員自身が自分で自分の仕事ぶりを振り返ることが出来るという業務です。
社員自身の創意工夫が仕事の結果に反映されるということです。
社員がワクワクしない仕事を継続的にやらせていると、その社員が退職するか、または仕事そのものが属人化して、組織が硬直化してきます。
そして配置転換が出来なくなります。
10月1日 水谷英二の経営者に一言
今月のテーマは、「業務をアウトソーシングすることの意味」でした。