お問い合わせ
TOP > お問い合わせ

業務のアウトソーシングは経営的判断

給与計算業務のアウトソーシング業を27年やらせて頂いていると、
「業務のアウトソーシング」ということの根本的な世界が垣間見えてきました。

企業が企業に「業務の一部」を外部委託するという世界は、どこの会社でもあることです。
担当の部長・課長が外部委託したくても経営者が反対する場合
また経営者が業務を一部外部委託した方がベストだと考えていても担当部署が反対している場合の両方があります。

給与計算業務という一部の業務ですが、業務のアウトソーシングという考え方は、同じです。

なぜ担当部長・課長が外部委託したくても、経営者が反対するのでしょうか?
それは、経営者がその業務の中身を把握していないからです。
なんとなく社内でやれば出来るならば、社内でやれば良いという考え方です。

経営者が業務を外部委託すると決めていても、担当部署が反対しているという現象は、担当部署の仕事を奪われると考えているからで、仕事が属人化している典型的なパターンです。
費用コストをかけても外部委託するという判断は、会社全体の生産性向上(時間コストの削減)と経営的なリスク管理からの経営的判断です。

部長・課長という役職者も、自分の部署のコストのみを考えるのではなく、会社全体のコストや会社全体の生産性を考えることが大事なポイントです。

業務のアウトソーシングとは、経営者・担当部署・業務担当者の3層全てが、その業務をアウトソーシングするべきだと考えるところにしか、生産性向上とリスク管理は実現しません。
27年間給与計算外部受託側の経営者として、多くの具体的な情報を得て、はっきり断言できます。
当社のお客様は、トップダウンから当社へのご依頼企業様が99%を占めています。

令和7年2月1日 水谷英二の経営者に一言
今月のテーマは、「業務のアウトソーシングは経営的判断」でした。